ちがいのわからぬをのこ

違いが分からぬので調べる。暇か?

ドンキのようなもの

最近は「未熟児」という単語は使わないらしい「早産児」とか「低出生体重児」と呼ぶらしい。

ヒトはサルのネオテニー(幼形成熟)なんて話もあるし、人間の赤ちゃんをじっくり妊娠してたら出産できなくなるのだから、動物としては早産な方なのだろう。
生まれてすぐ歩く人間の赤ちゃんはいないし、赤ちゃんは言葉を話さない。

最近は「意識不明の重体」という表現より「心肺停止」という表現のニュースをよく見る。
脳に損傷があったり、酔っ払ってたり、眠ってたり、意識が無いのが意識不明。重体なのは命に別状ないことない、全然だいじょばない状況。
心肺停止は心臓と肺が機能してない、つまり、脈拍も呼吸もない状態だ。

マンガやSFの世界では、身体がダメになったヒトを助けようと、健康な身体や、あるいは義体やロボットボディーに脳を移植するなんて話が出てくる。

言葉を操っているのは、おおよそ意識の力である。
文字というのは、視覚言語と聴覚言語の橋渡しのために発明されたものだと聞いたことがあるような気がする。

障害事件で「鈍器のようなもので殴られ」と凶器の説明がされることが、しばしばある。
オリジナルの「鈍器」がどのようなものか寡聞にして知らない。

「紛い物」のことを「パチもん」「バッタもん」と呼んだりする。
関西弁で「盗む」の意の「パチる」に由来するとか、「うそっぱち」から来たとか。
投売りを意味する「ばった」から来たとか。露天商がバッタのようにうろちょろするからとか。
正規のルートの訳有り商品は、アウトレットとか、バーゲンとかディスカウントと呼ばれたりする。
ドンキのようなものは、情熱価格である。

関西弁由来の「もん」は「物」や「者」の関西弁発音から来ていると思われる。

ドラえもん」「ホリエモン」「家事えもん」なんかは「衛門」から来ているのだろう。
遠山の金さんは「左衛門尉」で「金の字」である。
イエモン」と聞いて、サントリーのお茶の「伊右衛門」な人と、ロックバンドの「ザ・イエロー・モンキー」な人がいる。

ドラえもん」の「ドラ」はドラ猫の「ドラ」だと思われる。ドラ猫の「ドラ」は「道楽」から来ていると聞く。
なお、彼の大好物のドラ焼きは「銅鑼」から来ている。形が似ているからである。

「こなもん」は関西弁で小麦粉料理である。小麦粉のことを「メリケン粉」と言ったりするが、アメリカ産"American"から来てるらしい。
敢えて和風な言い方をするなら「うどん粉」であろう。

「コナコーヒー」は「粉コーヒー」でなくて、ハワイのコナで取れたコーヒー豆から作ったものである。

でんぷんの粉を「カタクリ粉」と呼ぶが、片栗から作ったのでなくジャガイモ製のものが多いらしい。