ちがいのわからぬをのこ

違いが分からぬので調べる。暇か?

それじゃあまた

小学生の頃だったか、中学生の頃だったか…

あいさつの「さようなら」が「左様なら」に由来すると聞いて、「それじゃぁ、さようなら」 だとダブるなぁと思ったのを覚えている。


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「さようなら」とか「じゃぁ」だと、 用事がそこで完結している感じなので、 good-byeやadiosみたいな感じになる。差し詰め、「またね」 だとsee youだろうか?

 

笑い話のようで、おおよそホントなのだけど、 関西人同士の場合は、初めてなのに「また呑みましょう」「また行きましょう」という会話がされることがある。 他の地方の人がこれを聞いたら「はて? 一度も行ったことないと思うのだが…?」と思うだろう。まぁ、 おおよそ「また会う時に都合をつけて」 というようなニュアンスだと思えば良い。

 

それなら…と関東の人なら「こんど呑みに行きましょう」 になるのではなかろうか?関東人なら「また呑みましょう」 は呑み会がお開きになって次回も、という「次」とか「再び」 の意味になるだろう。

 

逆の立場で、関西人が「こんど呑みに行きましょう」 と言った場合は、ほぼほぼ社交辞令で、 ご挨拶程度に言っているに過ぎず、 本人にはあまり積極的に呑みに行く気はない。「 次の機会があるかどうかはしらないけど、 そんな機会がもしもあったら…」程度だ。まだ「また呑みに行きましょう」の方が積極的と言える。

 

ウッチャンナンチャンが若い頃のコントで「社交辞令は許さない」 という感じなのがあって、「こんど呑みに行きましょう」「いつだよぉ」というのがあったが、内村さんは熊本、 南原さんは香川の出身なので、 発想が西日本的だったのかもしれない。

 

その点では、電車の発着順の表示もそうである。

首都圏の電車のホームの表示板には「こんど」「つぎ」「つぎのつぎ」と書かれている。関西出身としては「先発」「次発」 「次々発」と表示に慣れていたから当初、「なんで、『つぎ』が『 こんど』の後やねん!」と思ったものである。

 

最近、ホームのアナウンスは少なくなってきたようには思うが「こんど何番線に参ります電車は…」 と、首都圏の電車は、これから到着する目線で語る。関西だと「何番線の電車は次発…」と、 電車は既に到着していて出発順目線なのだ。

 

関西人が「こんどの電車はいつくるの?」と言うと、 順番通りに次に来るというより、一体全体、 次の電車はいつになったら来るんだ?とクレームに近い。

 

方向性と時間感覚という点で言えば「考えておきます」というのもそうかもしれない。

 

何かの提案をされて、東京の人が「考えておきます」という場合「前向きに検討します」という意味合いが強いが、関西人が「考えときます」と言った場合は、その時点でおおよそ「採用候補から外れている」